娯楽性のカケラもない漫画たち
そろそろ次回作のHP更新作業を始めようと思います。
でも、この前みたいに「○月○日までに更新します」というようなことは書かない。
前回、うっかり「来週中にアップします」などと書いてしまったために、
そのあいだ寝る時間もなくなって、目から血尿を流しながら、更新作業を夜どおし敢行する羽目になってしまったからだ。
さすがにもう、今回は同じ「テツ」を踏むつもりはない。ゆっくりと、のんべんだらりと、三歩進んで二歩下がる勢い(?)で、進めていこうと思う。
まあ、なんとか今月中には更新するつもりです。(まだ今月始まったばかりだけど……)
さて、次回配信予定の作品についてですが、
この作品は、今までよりもさらに輪をかけて「娯楽性」の欠如した漫画だと思う。
というのも、次回作「夏の残骸」は、当時の友人たち数名にしか見せたことのない作品だからだ。編集部にも持ち込みしていない。
どうせ持っていったところで、なにを言われるかは、だいたい想像できたし、
「あいつらの顔も見たくなかった」からだ。(←うわ~、言うてしもた)
そんなもんだから、「編集部の目」「読者の目」など、一切気にしていない。
「自分の目」だけで描いた、ひとりよがりな作品である。
みなさんにとっては、なんの面白味もないような、「ショボくれた」漫画に映るかも知れないが、しかし、わたし個人としては、けっこう好きな作品なのだ。
ということで、
今月中には、「娯楽性」や「エンタテインメント性」の欠如した、「ヤマ」も「オチ」もないような、「漫画とは呼べないような漫画」を配信いたしますので、どうぞご期待(?)くださいませ。
はじめまして、マンガ拝見させていただきました。
正直な感想は、現行の雑誌に掲載されていたらまず、間違いなく読んでいるだろうということです。決してとばしたりしません。それだけtraromeさんの描くマンガには読者を魅きつける画力があるのです。書き込まれた背景、味のある登場人物。たとえば、春告げ鳥の春の精が窓を突き破って、空へはばたいてゆく1コマはとても印象深いです。
今の時代はなにぶん、すっきりしたマンガが好まれる傾向にあるので編集者はどうしてもそうした目で見てしまう。
ほんとうに魅力があるマンガも埋もれてしまうというものです。更新たのしみにしています。
kenさん、コメントありがとうございます!
なんだか、久しぶりに読みごたえのある(?)感想をいただいたような気がします(笑)。
たいへん嬉しい限りです。
「更新作業を始めようと思う」などと、この記事を書いて3日たちますが、
実は、まだ扉絵のスキャニングぐらいしか出来てません。
でも、このコメントを読んで、ようやく「やる気」になってきました。
では次の更新を、どうぞご期待下さい。