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新年のご挨拶 2023

2023年賀状

令和5年、新年のご挨拶を申し上げます。
喪中につき「あけまして●●●●●」とは言えませんので、あしからず。

また、喪中のため年賀状も書いていなかったワケですが、このブログの読者のため、特別に干支のウサギのイラストを描き下ろしました。
今日の昼から、半日かけて描いた「力作」ですので、どうぞご鑑賞ください。

最初は、月をバックにモチをついてるウサギを2匹描く予定だったのだが、色調として全体的に白っぽくなりすぎるため、1匹はカエル(!?)に変更する事にした。
まあ、見ての通り「あの国宝」のパロディである。

さて、この半年近く「喪に服していた」(?)ため、サイトの更新も完全にストップしてましたが、そろそろ本格的に再開したいと考えております。
まず「描きさし」のまま抛ったらかしにしてた漫画を、早急に完成させようと思います。
とか言いながら、なかなか重い腰が上がりきらないのだが……。
とにかく、まあボチボチやりますので、どうか本年も宜しくお願いいたします。

続・ちばてつや賞の話

夏の華
▲拙著「夏の華」(第17回ちばてつや賞選外佳作)

この記事は、以前配信した「第19回ちばてつや賞を発表する」の続編である。
本来なら、その直後に、この続編をアップする予定だったのだが、いろいろとプライベートで忙しくなり、そのまま「お蔵入り」になってしまっていた。
しかし今回、他に配信するネタもないので、「お蔵出し」する事にしました。(^^;)

さて、前回にも書いたとおり、わたしは「第19回ちばてつや賞」の佳作受賞者である。
でも実はそれ以前、第17回にも「夏の華」という作品で「選外佳作」になっている。
(興味のある方は、どうぞお読みください→「夏の華」)
さらにさらに言うと、第18回にも「狐(きつね)」という作品を描いて応募している。しかし、まったく見向きもされずにボツになった。
(興味のある方は、どうぞお読みください…と言いたいところだが、実は現存していない。ボツを食らった帰り道、わんわん泣きながら、ビリビリに破って捨てたからだ!?)

とにかく、わたしはこの時期の「ちばてつや賞」の常連だったワケである。
当時の大賞受賞作や入選作品などは、なんどもなんども繰り返し熟読したものだ。
しかし、前回書いたように、これらの作品はすべて、Wikipediaの「ちばてつや賞」のページには、一切載せられていないのだ。

ちょっと自分の記憶を頼りに、当時の受賞作を思いつくまま列挙してみたい。
第17回(’90年前期)の大賞受賞作品は菅原雅雪「オホーツク物語」。
同じく第17回の佳作に、犬丸りん(「おじゃる丸」の作者)がいたように記憶している。
また第18回(’90年後期)の大賞受賞者はヒラマツ・ミノル(作品タイトルは失念)。
あと、ほぼ無名の作家かもしれないが、第18回の入選作に井上直樹「無限回廊」という作品があり、その画風がすごく好きだったのを覚えている。
(井上直樹氏はその後、第19回にも「SILENCE」という作品で佳作入賞している)

では、なぜこれらの作品が、現在Wikipediaに載っていないのか?

このWikipediaのデータの元々のソースは、ちばてつや氏のホームページにあった。
つまり、ホームページ内の「ちばてつや賞」のデータベース自体が間違っていたのだ。

実を言うと、わたしは20年近く前、このホームページ宛てにメールをした事がある。
「わたしの過去の栄光(?)の記録が、なぜ抜け落ちているのか!?」
……と、怒り狂いながら、思わず抗議文を送り付けたワケではない(笑)。
当時わたしは毎日のようにブログを書いており、そのネタ探しの一環として、ちょっと連絡をとってみたのである。

残念ながら、その時の「やりとり」は、もう残っていない。
しかし、ちばてつや氏のご子息であろう「千葉なにがし」なる人物に、真摯に対応していただいたのは覚えている。
彼によれば、モーニング編集部に問い合わせてみたものの、年代が古すぎて、資料も残ってないので分からない、というような回答だったと思う。

その後、わたしのクレームに恐れおののいて(?)、その「ちばてつや賞」のデータページは閉鎖されたのだが、Wikipediaの方はそのまま残されて、現在に至っている。
しかし、近い将来、このWikipediaのページも消されるかも知れない。
データとして信頼できないものを、ずっと残すワケにはいかないだろうからだ。

――と言うことで、わたしの「過去の栄光」は、こうして、記録されることもなく、このまま永遠に消えてなくなる運命なのである(……泣笑)。

ようやく第1話完成!

風姿奇伝

「風姿奇伝」第1話が、やっとこさ完成いたしました。
どうぞ、ご閲覧くださいませ。(→続きから読む)(→最初から読む

さて、2021年11月の執筆開始から、完成までに1年半(!)も掛かってしまった。
途中、別件で忙しくなり、半年間ほど中断していた時期もあるのだが、その期間を除いたとしても、ちょうど丸1年である。
う~む。ちょっと時間が掛かりすぎじゃないか?
この先、全部で何話ぐらいになるのか、自分自身もまだ分かっていないのだが、とにかく、こんな調子じゃ「死ぬまでに終わらない」かも知れない……。

いや、そもそも、本当に最後まで描く気があるのかどうか、それ自体も疑わしい。
漫画を描くこと自体、約7~8年ぶりのことだったため、とりあえず「リハビリ」のつもりで、ろくにネームも出来てない状態から、いきなり描き始めている。
つまり、完全な「見切り発車」状態なのだ。
この先の「第2話」以降のネームも、まだ「1ページたりとも」完成していない。

果たして、そんな状況で、本当に最終回まで漕ぎ着けることが出来るのか?
いや、それよりも、まず基本的な問題として、面白いのか、これ?
とりあえず、これからしばらく、友人たち数人に批評を聞いて回ろうと考えている。

また、もし批評してくださる方がいらっしゃいましたら、どうぞコメントを残していただきたい。どんな意見でも結構ですので、お待ちしております。

「風姿奇伝」制作中止!

もう、や~~めた!!
今年の5月に「風姿奇伝」第1話を配信してから、かれこれ2か月――。
知り合い数人に、いろいろと批評を聞いてまわっていたのだが、誰ひとりとして評価してくれる人がいない。さすがに「やる気」がなくなってしまった。

「ぼくは、あんまり好きじゃないけど」
「歴史好きの人なら面白いと思うかも知れないが」
「どうしても描きたいのなら、描いたら良いんじゃない?」
等、なんだか他人事のような言葉のオンパレードである。(いや、そりゃ他人事か)

「どうしても描きたい」のかと言えば、正直そんな情熱など、まったくない。
そもそも、わたしは「歴史もの」も「長編もの」も、ちゃんと描いた経験がないし、最終的にどれくらいのページ数になるのかも未定のまま、無計画に始めてしまったのだ。
この先、誰からも評価されない状態で、それでも延々と描き続けるなんて、もはやそれはただの「拷問」である。

ともかく、連載を中止した以上、トップページからも、リンクを削除した。
未完の作品を、そのまま陳列し続けるのも「不親切」だからである。
……でも、やっぱり、ちょっともったいない(笑)ので、このブログ上にだけ、こっそり残しておく事にしました (^^;)。→「風姿奇伝(未完)

さて、そもそも、なぜいきなり歴史物の長編漫画を描こうとしたのか?
あまりにも、それまでの作風と違い過ぎる。一体どういう心境の変化があったのか?
とりあえず「備忘録」として、その経緯を書き記しておこうと思う。

以下、ただの「無駄話」です
実をいうと、わたしは「歴史おたく」なのだ。
現役当時、わたしは不条理ナンセンス風の漫画を描いていたのだが、そういう作風のものが好きだったのは20代の頃までの話で、それ以降は、基本的に歴史関連の本ばかりを、好んで読むようになっていった。

30歳過ぎて、このサイトにて再び漫画を描き始めたワケだが、相変わらずの、代わり映えのしないナンセンス・ギャグっぽい作風に、実は「飽き飽き」していたのである。
そこで、一念発起して「歴史漫画」を描こうと決意したのだ。

南北朝時代を舞台に選んだ理由は、戦国時代や幕末などに比べ、この時代(特に後半の両朝合一の部分)をきちんと描いた作品を、今まで読んだことがないからである。
つまり、誰も描いてくれないので、オレが描いてやろう(笑)と考えたのだ。

ところで、なぜ南北朝時代について書かれた小説やドラマが少ないのか?
それは「天皇制」というアンタッチャブルな題材を扱うため、下手に書けば、ある方面から強い圧力がかかる…等々、「もっともらしい理由」を聞いた事がある。
でも本当の理由は、この時代を象徴する「主人公」が居ないからじゃないだろうか?
この時代の最大のヒーロー・楠木正成は、南北朝初期の段階で死んでしまう。また、南北朝合一の立役者・足利義満は、主人公というより「ヒール役」である。
じゃあ、やはり誰も居ないのかと言うと、ひとりだけ「うってつけの人物」がいる。
それが「世阿弥」だと、わたしは考えるのだ。

世阿弥にしろ、足利義満にしろ、実はいろいろな「謎」が存在する。
それらを絡めつつ、この南北朝時代を伝奇的に描写してみたいと思ったのである。
――と、結構壮大な構想のもと、わたしはこの「風姿奇伝」を描きはじめたのだが、冒頭にも書いたとおり、第1話をもって「もう、や~~めた」ワケなのだ。

しかし、アイデア的には、描き手次第で「傑作」になり得ると、今でも思っている。
それに、南北朝時代を題材とした作品を、わたし自身、読みたいのは確かなのだ。

……と言うことで、この「風姿奇伝」、誰か続きを描いてくれないか?

イラスト「蜻蛉採り」

蜻蛉採り

新作イラストを描き下ろしました。
どうぞご閲覧ください。(→拡大版

前回の記事に書いたとおり、長編漫画の制作を中止してしまったワケだが、その後なにをしているかと言うと、実はなにもしていない。
早急に次回作に取りかかろうと思っているのだが、ちっとも筆が進まない。
とりあえず「ネタ探し」という名目で、手当たり次第に本を読んでるのだが、はたから見れば「なにもしていない」のと同じである。

ひとまず「なにかしよう」と、漫画の代わりにイラストを描いてみました。
と言うことで、今回はこれでご勘弁くださいませ。(^^;)

イラスト「元乃隅神社」

元乃隅神社

新作イラストが完成しました。どうぞご閲覧ください。(→拡大版

元乃隅神社ってご存知だろうか?
先週、山口県へバス旅行に行ってたのだが、その観光地のひとつが、この神社だった。
いわゆる「映えスポット」として有名らしいが、わたしはまったく知らなかった。

まあ、正直「SNSで映える景色」と言われても、なんの興味もないのだが。(^^;)
でも、せっかくなので、ブログにアップする事にしました。

単に写真をアップするのではなく、それなりの時間をかけて、わざわざイラストとしてアップするところが、一応わたしの絵描きとしての「矜持」(?)である。