罵詈雑言
ついこのあいだ、うちのサイトに、1日に200件ものアクセスがあった。
以前にも書いたことだけど、このサイトは1週間に2、3人くらいしか訪問者がいない。
まあ、ただの自己満足のようなサイトだし、「のんびり」と「まったり」と気の向くままに運営をしてきたワケだが、しかし、いきなりの“怪奇現象”に、少々とまどってしまった。
「誰か物好きな人が、わたしのサイトを紹介してくれたんだろうか?」
と思い、いろいろとgoogleで検索してみたのだか、
その結果、「とんでもないもの」を発見してしまった。
どこかの掲示板のようなのだが、(某巨大掲示板ではない)
わたしの漫画「真田虫太郎探偵局」の画像と、リンクが貼ってあって、それに対するコメントが「鬼のように」羅列してあったのだ。
以下、その文面をノーカットで(勝手に)掲載する。
(一部、見やすくするために編集しているが、内容はそのままである)→コチラ
ううむ……、見てはいけないもの(?)を見てしまった。
10数年前のわたしの「トラウマ」を、しかも10数年の歳月をかけて、ようやく自分の記憶から抹殺することができた「心の傷」を、ふたたびえぐられたような気分である。
まあ、わたし自身から、このコメントになにか付け足すとするなら……
「10年以上前に、編集部や同業者から、散々同じことを言われましたが、なにか?」
「今さら、おまえらに言われなくても分かっとるわい、くそったれ」
しかし、まあ腹を立てても仕方がない。これが現実なのだ。
このサイトをオープンして以来、わたしの漫画に対して、「大変おもしろかったです」とか「こういう漫画好きです」とか、社交辞令的なコメントやメールを、色々いただいて、
「オレって実は、運が悪かっただけで、結構いい漫画を描いてたんじゃね?」
などとひとり勘違いして、悦に入ったりしていたのだが、そんな事などあるはずがない。
まあ、そう考えるなら、
改めて目を醒まさせてくれたという意味でも、今回、掲示板にコメントをした人たちには、腹を立てるどころか、感謝しなければならないのかも知れない。
別に「皮肉」でも「冗談」でもない。やはりこれは「貴重な意見」だと思うのだ。
……さて、
ところで、次回の新作漫画に関する話をしたいと思うのだが、
実はまだなんにも描いちゃいない。しかし、さすがに描く気になってきた。
なんとか、こいつらを「ぎゃふん」と言わせるようなものを描かないと気が済まない。
(まあ、そう言って簡単に描けるんなら、苦労はしないんだが……)
とりあえず、今回の「貴重なご意見」を踏まえつつ、ぼちぼち始めたいと考えています。
…と言っても、ついつい踏まえ過ぎて、
いきなり「萌えキャラ」を主人公にすることは、さすがに無いと思うけど。
時代に合ってないだけですよ。
時代に合ってないから、金にならない、それだけですよ。
世の中、金ですもんね。
金になるなら、クソみたいな携帯小説もモテはやされる。
クソみたいな携帯小説がベストセラーになる時代だから、
こういう漫画は時代に合わない。
私は好きですから。
面白いとか、面白くないとかじゃなくただ、「好き」。
イーハトーヴの森が特に好き。
ただ描きたくなったものを描いているだけなのに
まるで何かの意図があって公開しているかのように
「Web漫画」などという呼ばれ方をするのは腹立たしい。
掲示板とかに入り浸っているキモい人たちに教えてあげたいです。
あのね、普通の人間はね、面白くなかったらスルーするんですよ?って。
面白くないのに勝手に貼って、意見を述べて、どんだけヒマやねん。
最近の、引きこもり家族殺傷事件の男の顔が浮かぶわい。
勝手に貼ったやつ、「つまらん」とわざわざ書きこむやつ、みんな
あんなぶっさいくなキモい人間ばっかりなんでしょうねぇ。
ああ、ほんまにキモい。
今度の漫画も楽しみに、またこっそり来てこっそり帰ります。
ゆっくり描いてください。
たまにしか来ませんし。
まずい表記があったら削除してください。
書き変えてもらってもいいです。
コメントを丸ごと削除でもいいです。
でも返事はちょうだいね♪
でも「じ○○○○」とか「姉○○」という名前では呼ばないでくださいね。
キモいオタクが流れてきたら嫌だから。
あ、今やっと誰かわかったって?
どうもどうも、「じ○○○○」さま、お久しぶりです。
時々でも、このサイトに足を運んでくれてたんですね。
大変うれしい限りです。
わたしも、やはり「時々」ですが、そちらのブログにお邪魔したりしております。
今年の正月に賞品で当てたペンタブレットの調子はいかがでしょうか?
さて、今回の掲示板の件ですが、
最初見たときは、正直ブチ切れそうになりましたが、今はそうでもありません。
本文中にも書きましたが、これはやはり「貴重な意見」だと思うのです。
わたしの漫画を「好き」と言ってくれる“マニアなひと”(あなたのことです笑)は、やはりごく少数で、その他大勢の人は「つまんね」と思って去っていくだけです。
そういう人たちはコメントなどくれません。
つまり「スルーする」ワケです。
ところが今回、スルーされずに、その「心のなかの本音」が羅列してある!
こんな「貴重」なことは、やはり無いのではないかと思うのです。
つまり、この先、どれぐらい漫画を発表できるか分かりませんが、
ごく少人数の人たちの「耳ざわりの良い」コメントだけに囲まれて、ぬるま湯にドップリ浸りながら、とんでもない駄作ばかりを連発する可能性だってあるワケです。
そういう意味で、今回の一件は「襟を正す」きっかけには、なれたと思うのです。
……まあ、そうは言っても、実はまだ全然、次回作の構想は出来ておりません。
今回、「こんちくしょー。今に見ておれ」という感情は、ふつふつと沸き起こりましたが、肝心のアイデアのほうは、なにも沸き起こっておりませんので、あしからず。
はてさて、一体いつ出来上がることだか……。