今回は、ちょっと私事(わたくしごと)を書くことをお許しいただきたい。
ある「特定の人物」に向けて書いた、どうでもいい話である。
先週の正月休み、実家の近所の喫茶店で、ある友人と20年ぶりに再会を果たした。
仮に、彼の名前を「M氏」としておこう。
実は、このM氏は、わたしの人生を決定づけたとも言える重要人物なのである。
M氏とわたしは、小・中学校時代の同級生であり、お互いに漫画を描いては、それを見せ合ったりするような、いわば「漫画仲間」でもあった。
その後、別々の高校に進学したため、疎遠になってしまったが、20歳の時に「M氏が漫画家を志して上京した」という情報を、共通の知人から知ることになる。
「あいつがやるなら、おれもやる!」
わたしは、もう居ても立っても居られなくなり、彼のあとを追うように上京した。
われながら、驚くべき行動力である。
なにか現状から逃げ出したくなるような、切羽詰まった事情でもあったのか?(笑)
さて、その後、30歳を手前にして、お互い漫画家稼業は廃業することとなった。
わたしはその後すぐに「都落ち」したのだが、M氏はそのまま、東京で生活を続けた。
こうして距離的に離れたこともあり、まったく連絡も取らないまま、あっという間に歳月が流れてしまった。そして、ようやく20年ぶりに再会を果たしたワケである。
――さて、実はここからが本題(?)なのである。
実は、東京で漫画を描いていた頃、M氏以外にも、同郷出身者が、あと2人いたのだ。
「K氏」と「N氏」である。
さきほど、M氏とは小学校時代の「漫画仲間」だと書いたが、実は他にも数人いて、そのうちの1人が「K氏」だったのだ。そして、なんと偶然にも、K氏もわれわれと同様に、漫画家を志して、すでに上京していたのである。
もう1人の「N氏」とは、M氏の職場の同僚で、お互い漫画好きということで意気投合し、2人同時に退職して、手と手を取り合って(?)上京してきたという人物である。
こうして同郷の4人が、偶然に、あるいは必然的に集まり、ともに漫画家を志して切磋琢磨し合うなどという事に、当時、なにか「運命的」なものを感じずにはいられなかった。
(まあ、結局は、誰も漫画家として芽が出ずに終わってしまったけれど……)
ところで「K氏」と「N氏」は今、どこでなにをしているのか?
M氏と食事した際、当然、彼らのことも話題にのぼったが、結局分からずじまいだった。
あの当時「運命的なものを感じ」たとかなんとか言いながら、結局は嘘だったのか?
今じゃあ、連絡先すら分からないなんて、あの時の思いは、一体なんだったんだ?
……と言うことで、この場を借りて「尋ね人探し」をさせていただきます。
お~い、「K氏」よ。「N氏」よ。俺や。多田や。憶えとるか?
もし、この記事を読んで、興味を持ってくれたなら、いつでも連絡をくれ。
トップページの最下段にアドレスを載せてるから、そこにメールしてきてくれ。
いつでもいい。気が向いた時でいい。10年でも20年でも、俺はずっと待ってるからな。
なにしろ、俺たち4人は「運命的なもの」で繋がってる仲間なんやから。な。^^