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2017年賀状

2017年賀状

みなさま、明けましておめでとうございます。
新年一発目として、毎年恒例(?)の「今年の年賀状」を配信いたします。
本年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。

さて、新年早々いきなり「お詫び」から始める事になりますが、
前回のエントリーで(もう半年以上前だけど)「ぼちぼち新作でも描こうかな」などと、ついうっかり、出来もしない事を書いてしまった事を「お詫び」いたします。

実は、1ページたりとも、描いてはおりません。
いや、昨年の6月頃には、新作漫画に向けて、いろいろとアイデアを練っていたのだが、結局なんにも浮かばなかったのだ。もうオレも「トシ」なんだろうか?
そもそも、絵を描くこと自体が、面倒臭くて仕方がない。
上に掲げたような「ちょちょいのちょい」で小一時間ぐらいで描けそうな「しょぼいニワトリの絵」ですら、半日がかりで四苦八苦しながら、ようやく完成させたものである。
こんな状況では、漫画を描くなんぞ、もはや「拷問」以外の何者でもない。

まあ、とにかく、
「いつの日か新作漫画が配信出来ればいいなぁ〜」ぐらいの「ゆるいスタンス」で、
これからも、ぼちぼちと、このサイトを運営していく所存でございます。

リニューアルオープン?

みなさま、大変長らくお待たせいたしました。
(い、いや、誰も待ってなかったと思うけど……)
昨年の9月以降、サーバの基本容量を50MB以下に制限されてしまい、仕方なく、一部の作品を配信休止にしていましたが、本日より全作品が「閲覧可能」になりました。

…いやぁ、やれやれ、とんでもないぐらい時間が掛かってしまった。
結局、なにをしていたかと言うと、このサイト内にある全ファイルを点検し、ムダに容量を食っていたものを、出来る限りすべて「ダイエット」させていたのである。

例えば、RGBのJPEG形式で保存されていた漫画データを、すべてインデックスカラーのGIF画像に変換させている。これだけで、3分の1ほど容量が減らせるのだ。
しかし、それだけなら、Photoshopのバッチ処理で簡単に変換することができる。
時間が掛かった理由はそれではない。

実は、漫画データを1ページずつ点検してるうちに、
ムラムラと(?)いろんな箇所を、描き直したい衝動に駆られてしまったのだ。

例えば、前作「追憶の部屋」は、自分自身で締切りを設定し、それに追われるように完成を急いだものなので、実は完成当初から、仕上がりに色々と不満があったのだ。
そこで、この機会に、少しだけ修正する事にした。
(……いや、少しだけとか言いながら、結局2ページ増えてしまったんだが…笑)
しかし、それ以外の作品については、それほど大きな修正はしていない。
セリフの微妙な言い回しだとか、トーンの「モワレ」だとか、ほとんど誰も気付かないような、どーでもいい部分を、毎日毎日ひとり黙々と、気長に修正し続けていたのである。

それともうひとつ、予想外に時間が掛かったものがある。
それは漫画のビューア部分だ。
今までのビューアは1ページごとにHTMLファイルを1ファイル使用していたのだが、これではムダに容量が増えてしまう。そこで、1作品ごとに1ファイルを使用するように改変することにしたのだが、これがなかなかの「強敵」だったのだ。
試しに、どれか任意の作品を閲覧してもらいたいのだが、(例:「紅楼夢飯店」)
一見、なんの変哲もない、単純で「ありがち」なビューアに見えるかも知れないが、実は最終的にこの形になるまでに、なんと1か月近くを要してしまった(!)。

まあとにかく、苦労の甲斐あって、ようやく「全作配信」する事ができました。
ちなみに、容量を調べてみたら、現在45MB使用となっている。つまり単純計算で、あとまだ30ページほど、作品を配信できる余地があるようだ。
……と言うことで、ぼちぼち重い腰をあげて、新作でも描こうかと考えております。

「マンガ図書館Z」ってなんだ?

現在、「マンガ図書館Z」なるサイトで、わたしの漫画が配信されている。
サイトはコチラ→「マンガ図書館Z|幸福屋の主人」(追記:現在はリンク切れ)
……はて? いったい誰が、わざわざこんな「奇特」な事をしたんだろうか?

そもそも、まずわたしのサイトから、漫画をダウンロードする必要がある。さらにそれを、この「図書館」にアップロードしなければならない。結構、手間のかかる行為だ。
それだけの「労力」を惜しまず、わざわざアップロードする人なんぞ、
きっと、わたしの漫画の「熱狂的なマニア」(?)であるに違いない(笑)。

まあ、そういう意味で、嬉しくはあるんだけど、反面、ちょいと嫌な気分でもある。
と言うのも……

そもそも、なぜわたしに無断で、こんな事してるんだ?

別に「著作権がうんたら、かんたら」とか、言いたいワケではない。
だいたい、自分のサイトで「ただ」で公開しているワケだし、そうである以上、これらの作品が、知らない所に勝手に転載される事もありうると、基本的には認識している。
「……でも、せめてひと言、メールでもくれりゃいいのに……」
などと思うのは、わたしの自分勝手な「エゴ」なんだろうか?

ところで、現在わたしのサイトは、一部の漫画が閲覧できない状態になっている。
サーバ容量の都合で、そうなってしまってるのだが、そこで、全データを整理しなおし、極力容量を落とすことで、すべての漫画を閲覧できるようにしたいと考えている。
(といっても、面倒臭くて、ちっとも進んでないんだけど……)

それを考えるなら、この「別サイトにアップする」という方法は、完全に盲点だった。
「これなら容量を気にせず配信できますぜ。旦那」
…と、このアップロード主は、わたしに示唆してくれたのかも知れない。
なんて親切な人なんだろう。さすが、わたしの「マニア」だけの事はある(笑)。
でも、それならそうと、ひと言メールでもくれりゃいいのに……(←まだ言ってる)

さて、この「マンガ図書館Z」について、ひと通りサイト内を巡回してみた。
「読者は、懐かしい名作マンガを無料で全巻読むことができます。」
「作者は、絶版になった作品から、再び収益や感想を得ることができます。」
…というのが、このサイトの主旨のようだ。
わたしの漫画は、絶版どころか、単行本にすらなったことはないんだけど、そういうアマチュア作家からの作品投稿にも対応しているとの事らしい。

……え? な、なに?「収益を得ることができます」だと?
どうやら「権利者手続き」をすることで広告収入がもらえるらしいのだ。
はて? 広告収入っていくらぐらいなんだろう?
現在「幸福屋の主人」のページの閲覧数が「286」になってるんだが(3月6日現在)、これって「286円」ってことなんだろうか? …それとも28.6円かな?

いや、それよりも、閲覧数「286」という数字自体が、わたしには衝撃的である。
これは、実は、ウチのサイトの半年間の訪問者数に匹敵する。
いったい、このデータがいつアップロードされたのか分からないが、もし最近のことだとすれば、さすが「大手の漫画サイト」である。いや、「大手」かどうかは知らないけど、ウチのような細々とやってる「零細漫画サイト」とは比べ物にならない。

実際のところ、自分の作品をウェブ上で(恥をしのんで?)公開する以上、少しでも多くの人に読んでもらいたいという気持ちはある。
そういう意味では、今回アップロードしてくれた方には感謝すべきなのかも知れない。
……でも、せめてメールぐらい……。い、いや、もう言うまい(笑)。