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中間報告書

現在進行中の新作漫画につきまして、ご報告申し上げます。
とりあえずは、「3歩進んで2歩下がる」ような感じで、ちんたらちんたら、進んではいるのですが、さっぱり完成までにたどり着かず、ほとほと弱っている次第であります。
どうか、もう少しお待ちいただきたく、お願い申し上げます。

このGW期間中、このサイトのアクセス数が、思いのほか多くて、
もしかしたら「そろそろ新作が出来てるんじゃないかな?」と思って、足を運んでいただいた方が少なからず居るのではないかと思い、なんとも恐縮しております。

……と言っても、
いつもは週に1、2人ぐらいしか来ないところを、週に5人ぐらい来ただけなのだが、
しかし、この「年に1度、更新するかしないかも分からないような低級なサイト」にしてみれば、「週に5人来る」というのは、まさに“大事件”なのであります。
以前、このブログのコメント欄で「なんとか春ぐらいにはアップします」などと、「大いなる妄言」を吐いてしまったのだが、もしそれが原因なら、いやはや心苦しい限りであります。

と言うことで、お詫びの印(?)に「扉絵」を先行配信しようと思います。
どうぞ、ご覧になってください。(→クリック

「おいおい、扉絵なら以前も配信したじゃないか」と言うなかれ。
前回とは、微妙に変化しているのである。
一番の大きな違いは、少年の服装が冬服から夏服に替わったことである。また、隣の紳士が持っていたカバンも無くなっている。
つまり、執筆当初から、大幅に内容が変化してしまっているのだ。
描きはじめた頃は、あまり後先考えず「見切り発車」的に始めたのだが、描いてるうちにどんどん違う方向へ行ってしまった。もはや執筆当初に構想していたものは跡形もない。

例えば「カバン」について言えば、中からいろんな「道具」が出てくる、といった筋立てだったのだが、なんだか単調に過ぎるので、すべて削除することにした。
また、登場人物も、最初は3人ぐらいを想定していたのだが、増えに増えて、現在7人にまで膨れ上がっている。
もしかしたら、今までわたしの描いた漫画のなかで、最多人数になるかも知れない。
そんなに多くのキャラクターを動かす技量なぞ、わたしには無いぞ(笑)。

ともかく、いま現在、「あらぬ方向」へ突き進んでしまっているストーリーを、なんとか収束させようと、悪戦苦闘している最中でありますので、どうか、もう少しお待ちくださいませ。

……まあ、なんとか「夏」ぐらいにはアップするつもりでいます(笑)。

イーハトーヴの森(仮題)

イーハトーヴの森
■拡大版はコチラ

上の絵は次回配信(予定)の扉絵の一部である。
前回、このブログ上で「漫画を描きはじめます」と宣言したワケだが、
「ほんまに描いとるんかいな?」と、疑っている人も多いと思うので、
「ほんまに描いとるぞ」という証拠として、扉絵のみ先行配信いたします。

タイトルは、とりあえず「イーハトーヴの森」と付けてみたのだが、
なんだか宮沢賢治の「パクリ」丸出しなのがバレバレだし、
そもそも岩手県あたりに同名のテーマパークとかが実在してそうなイヤな予感もするので、
いちおう「仮題」と言うことにしておきます。

――ところで、
こういった童話風の作品というのは、今まで一度も描いたことがないし、
扉絵だけ描くには描いたのだが、実はそのあと少々煮詰まってたりします。(……)
「ほんまに完成するんかいな?」
実は、一番疑っているのは、わたし自身かも知れない。

「続・虫太郎探偵局」

どーもどーも、4か月ぶりのご無沙汰です。
さて、早いもので、今年も残すところあとわずかとなりましたが、
新作の漫画が完成しましたので、ご報告申し上げます。

内容としては、全8ページのギャグ漫画であります。
いわゆる“幻の作品”「真田虫太郎探偵局」の第2話です。
興味のある方は、どうぞご覧になってください。(→ホームページへ

追伸:
今年の初めに、「次は30ページ前後のストーリー漫画を描きます」とか、
「もうギャグ漫画は描きません」とか、宣言していたような気もするのだが、
「全然ちがうじゃねーか!」と、どうか怒らないで(?)いただきたい。
まあ、いろいろと紆余曲折があったのである。

というのも、今年の8月にWACOMのペンタブレットを買ってきて、
最初の1か月ぐらいは、結構やる気満々で長編のストーリーものを描いていたのである。
しかし、ある日突然、ウチのMacがクラッシュして、データがすべて消し飛んでしまったのだ。
とほほほ……。

さすがに、もう一度同じものをイチから描く気にはなれないし、完全に「やる気」も失せていたのだが、しかし、せっかく大枚はたいて(?)ペンタブレットを買っておきながら、このまま放っておくのはもったいない。
……と言うことで、お蔵入りしていた古いアイデアを引っぱり出してきて、
ついつい、適当に焼き直して、描いてしまった次第である。

……まあ、そういった「やむにやまれぬ事情」があったと言うことで、
今回ばかりは、とりあえずこんな漫画で、どうかご勘弁(?)くださいませ。

ペンタブレットを使ってみる

どうもご無沙汰しております。
さて、早いものでもう夏休み、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
わたしはと言うと、海にも行かず、山にも行かず、部屋に引きこもっております(……)。
というのは、実は夏休み前に「ペンタブレット」を買ってきて、
いま現在、ペンタッチの練習に悪戦苦闘している真っ最中だからである。

今年のはじめ、このブログ上で、
「そろそろ、次回作を描き始めようと思います」と宣言して、はや半年、
さぞかし、サクサクと作業が進んでいるだろうと思いきや、実はまだ「なにも描いちゃいない」。
ネーム(原稿に清書する前段階のモノ)は一応、出来上がっているのだが、
しかし、どうしても原稿に向かう気がしないのだ。……はて、一体これはどういうワケだ?

別に漫画が描きたくないワケではない。
いくつか描きたいと思っている作品は存在する。
たとえば、現役当時「諸事情」によりお蔵入りさせたが、自分自身、原稿化して残しておきたいと思っているような作品もあるし、また完全な新作のアイデアも出来つつある。
しかし、どうしても「原稿に向かう気がしない」のである。
いや、もっと単刀直入に言おう。実は「原稿に向かうのが怖い」のである。

ちょっと大袈裟な言い方かも知れないが、
「原稿を描く」という行為は、かなりの「勇気」と「決断力」が必要になる。
なぜなら失敗が許されないからだ。
「失敗してもホワイトで修正すればいいじゃないか」と思うかも知れないが、部分的ならまだしも、全体的にデッサンやパースが狂っていた場合、結局、まるまる1ページが無駄になってしまう。
だから、寝ぼけまなこでは描けないし、ましてや酔っぱらって執筆するなど言語道断である。
精神を統一し、迷いをふりはらい、ペンの一挙手一投足を「決断」しながら描かなければならない。
しかし、今のわたしは、その「決断力」が完全ににぶってしまい、「原稿に向かうのが怖い」ような状況に陥っているのだ。――なぜ、そんなことになったのか?

これって、もしかして「現代病」の一種なんじゃなかろうか?
パソコンを始めて、かれこれ10年になる。
正直、パソコンを使いながら思うのは、「あぁ、なんて楽チンな道具なんだろう」ということだ。
たとえば、なにかミスをしても、「Command+Z」(Ctrl+Z)すれば元に戻ってくれるし、
また、こまめに保存しておけば、大きな失敗をした場合、一発で「復帰」することもできる。
つまり、なにも「決断」しなくても、ただ漫然と作業していれば、それなりのものが完成するのだ。
結局、わたしの「原稿恐怖症」も、このパソコン万能社会という「悪しき習慣」に、ドップリひたりきってしまったための弊害なのではないだろうか?

……なんだか、話が脱線してしまった気もするが、
ともかく、そういうことで、わたしは「ペンタブレット」を買ってきた。
「勇気」も「決断力」もいらない。ビール片手に「のんべんだらり」とペンを走らせている。
ちょっとくらいデッサンが狂っても、「Command+Z」すればいい。または「復帰」すればいい。
「いやぁ、楽チンだなぁ」

と、言いたいところなのだが、なんだか絵のタッチが変だぞ。
いま現在、こんなショボくれた絵(→クリック)しか描けないじゃないか。
タブレットと、ディスプレイが別々になってるため、スゴい違和感がある。
思ったところにペンが動いてくれないのだ。
いったい慣れるまでにどれくらい時間がかかるんだろうか? さっぱり分からない。
このままでは「決断力」どころか、「画力」すらも失ってしまいそうだ。

……ということで、いま現在、悪戦苦闘している真っ最中なのである。
はてさて、一体いつになったら新作が出来上がるんだろうか?

次回作の構想について

そろそろ、次回作を描き始めようと思います。
昨年の11月に、10年ぶりの新作を発表して以来、かれこれ3か月近くになるが、
そのあいだ、なにをしていたかと言うと、実は、なにもしていない(笑)。
やっとこさ重い腰を上げて、ようやく今から始めるのだ。

さて、その次回作についてなのだが、もうギャグ漫画を描くことはないと思う。
と言うのも、わたし自身「いい年したおっさん」になってしまったため、年齢的に、ギャグ漫画が描けなくなってしまっているからだ。
(↑詳しくは「執筆再開に関する『言い訳』」参照)

そもそも前回の作品は、10年前に考えたアイデアの単なる「焼き直し」だったワケだが、
しかし、同じアイデアでも、その当時描いていたなら、もう少し「まし」な仕上がりになってたんじゃないかとも思う。
結局、前回の作品は「ギャグ漫画」というよりも、ただの「コメディ漫画」のようになってしまっている。完全にギャグとしての「切れ味」が鈍っているのだ。
い、いや、「10年前なら、切れ味抜群だった」などと言うつもりは毛頭ありませんが……。

……ともかく、
このままギャグもどき漫画を発表しつづけても、どんどん「恥の上塗り」(?)になりそうなので、
次回作は、一念発起して「ストーリー漫画」に取り組もうと思っています。
とりあえず、30ページ前後くらいの、ちょっと長めの「まともな漫画」を構想中です。

とは言っても、
前回、たった8ページの漫画を描くのに、結局9か月もかかったワケだし、
30ページの作品の場合、単純に計算して、「33か月と22日」かかることになる。
な、なんじゃそりゃ? いったい、わたしはいくつになってるんだ?
……まあ、とにかく、何か月かかろうがあまり気にせず、チンタラチンタラ描き進めていこうと思っています。描きたければ描くだろうし、描きたくなくなれば、また休み休みやっていくつもりです。

ではでは、みなさん、また3年後にお会いしましょう(?)。

大労作「紅楼夢飯店」

紅楼夢飯店

みなさん、大変長らくお待たせいたしました。
(い、いや、さすがにもう誰も待ってないと思うが……)
遅れに遅れましたが、なんとか新作漫画が完成いたしましたので、ご報告申し上げます。
興味のある方はどうぞ、ご閲覧くださいませ。

いちおう先に断わっておきますが、総ページ数はたったの8ページ(笑)です。
「漫画描きます」と宣言してから、かれこれ9か月、1か月に1ページも描けなかった計算になる。

結局、なんでこんなに時間が掛かったかというと、

さっぱり描く気がしなかったからだ。
ハッキリ言って、すごくつまらない漫画だと思いますので、
お読みになる方は、「自己責任」(?)でお願いいたします。

ちなみに、「自註自解」のページは更新していません。
そもそもあのページは、旧作に関する手前味噌な「思い出話」として好き勝手に書いていたものだし、今回の作品は、なにしろ出来上がったばかりで、なんの「思い出」もないからである(笑)。
しかし、こんなに苦労して漫画を描いたのは今回が初めてだし、
そういう意味じゃあ、本作は今までで一番「思い出深い作品」になるのかも知れない……。

まあ、また近いうちに、
「苦労話」というか、「お詫びの言葉」というか、「言い訳」というか、
なにかしら簡単に「解説」しておこうと思っております。

処女作(!?)

全国約6人ほどの多田漫画ファンのみなさま、大変長らくお待たせいたしました。
満を持して(?)、自作漫画を配信させていただきます。

……と言っても、現在描いてる「新作」が出来上がったワケではない。
実は、きのう実家に帰っていて、ちょっと押し入れの整理をしていたら、
小学生時代に描いた漫画がゴロゴロと見つかったのだ。
なんとも「こっ恥ずかしい」作品のオンパレードで、
押し入れごと火をつけて(?)、闇に葬り去ってやろうかと思ったのだが、
「ブログのネタになるかな」と思い直し、ほんの少しだけ持って帰ってきた。

まあ、小学生が好き勝手に描いたような「シロモノ」なので、
どうか腹を立てることなく(笑)、「やさしいまなざし」でご覧になって下さい。

其の一(作者評:とても小学生らしい、ほのぼのとした作品)
其の二(作者評:小学生らしからぬ生活臭ただよう漫画)
其の三(作者評:な、なんじゃこりゃ?)

「漫画宣言」のその後

「漫画描きます」と高らかに(?)宣言してから、早いもので2か月以上が経過した。
「そろそろ完成してるんじゃなかろうか?」とか、
「早く『多田大先生』の新作漫画が読みたいわ」とか、
そう思いながら、時々このサイトに足を運んでくれる人もいるかも知れない。
(……い、いや、わたしの自分勝手な「妄想」か?)

ともかく、わたしの妄想上、全国で5、6人は居るだろうと思われる「一部のマニア」のために、
一応「進捗状況」を報告したいと思うのだが、
実をいうと、まだ半分くらいしか出来上がっていない。(……orz)

なにがそんなに時間が掛かってるのかというと、実はさっぱり絵が描けないのだ。
例えば、単純な人物のバストアップですら、デッサンが狂いまくってるし、
また、同じ登場人物の顔が、1コマ目と2コマ目では、明らかに顔が違っていたりする。
やはり、10年間のブランクというのは長すぎたようだ。
まさか、ここまで技術が無くなっていようとは、さすがに想像していなかった。

わたし自身、当初の予定としては、1、2か月くらいで「ちょちょいのちょい」で描き上げて、
「さすが! やっぱりプロはちがうなぁ」とか、
「10年のブランクなど、まったく感じさせない出来映えです」とか、
「さすがは腐っても元漫画家ですねぇ」(←誰が腐っとんねん?)とか、
「賞賛の嵐」でコメント欄を埋め尽くす「予定」だったのだが、
そんな「甘っちょろい期待」なぞ、ものの見事に粉砕されてしまった。

ともかく、果たしてこれから何か月かかるのか、自分でもサッパリ分からないのだが、
まあ、別に「仕事」としてやらされてるワケでもないし、
自分自身が充分に納得いくまで、
(せめて、同一人物の顔が、ちゃんと同じ顔に描けるようになるくらいまで……)
じっくりと、のんびりと描き進めていこうと思っております。

漫画描きます宣言

今日、画材屋で「漫画道具」一式を買ってきた。
い、いや、ウソではない。本当の話である。
まあ実際のところ、買ってきた当の本人が、一番「疑心暗鬼」なのだが、
とりあえず、なんとか重い腰を上げて、ふたたび漫画を描いてみようと思い立ったのだ。

漫画家を辞めて、かれこれ10年になるが、
正直なところ、わたしは二度と漫画なぞ描くことはないだろうと思っていた。
その一番の理由は、なんといっても「邪魔くさい」からである(笑)。
アシスタントなど、もちろん居るワケもなく、
ひとりで構想を練り、ひとりで下書きをし、ひとりでペン入れをし、ひとりで消しゴムをかけ、ひとりでスミベタを塗り、ひとりでスクリーントーンを切ったり貼ったりしなければならない。
もう想像しただけで、「ゲップ」が出そうである。

じゃあ、なぜもう一度描こうと決心したのか?
その理由はやはり、このサイトで知り合った数少ない「お客さん」に申し訳ないと思ったからだ。
昨年の10月に、自分の旧作をすべて配信し終わった際に、
「今度は新作を描くかも知れない」などと、
実は“これっぽっちも”思っていなかったクセに、そんな予告めいたことを書いてしまい、
その後、ズルズルとこのブログだけ更新していたワケだが、
しかし、このままではわたしはただの「詐欺師」になってしまう。
(もっとも、その「予告」を、どれだけの人が真に受けていたのかは知らないが……)

まあ、とりあえず予定としては、
「真田虫太郎探偵局」の第2話になるはずだった“幻の作品”を原稿化するつもりでいます。
この作品は、どっちかというと、コントじみたような、単なる言葉遊びを羅列したような作品で、わざわざ「漫画」として“魅せる”ほどの作品ではないかも知れない。
しかしまあ、「リハビリ」として描くにはちょうど良い程度の作品ではないかと思えるのだ。

……以上、
なにを血迷ったか、突然の「漫画描きます宣言」でした。
しかし、なんといっても10年ぶりのことだし、いつ完成するかサッパリ分からないのだが、どうぞ「長い目」で見守ってやって下さい。
まあ、なんとか頑張って「今年中」(?)には描きあげたいと思っております。

最後の配信作品

真田虫太郎探偵局
▲真田虫太郎ご対面の図

1か月ぶりにHPを更新しました。
珠玉の名作(?)「真田虫太郎探偵局」を配信します。

実際、この漫画を最後に、予定していた10作品すべての配信が終了することになる。
さすがにそうなると、自分としても寂しいもんだから、だらだらと無意味にブログばかり書いて、HPの更新を少しでも先延ばししてやろうかとも思ったのだが……。
まあ、首を長くして次の更新を心待ちしてくれている「多田マニア」(?)もいると思うので、満を持して、更新させていただきました。
では、どうぞお読みくださいませ。
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……はて、でもこれから先、一体このHPどうしようか?