新作のイラストを描き上げましたので、ご報告申し上げます。
(上記画像をクリックすると拡大表示します)
さて、このイラストのタイトルについて、ちょっと説明をしたいと思う。
「風姿奇伝」という、なんだか意味ありげな(?)命名がなされているのだが、実はこれ、次回作として構想している漫画のタイトルなのである。
つまり、このイラストは、次回作の扉絵(予定)なのだ。
分かる人には分かると思うが、このタイトルの元ネタは「風姿花伝」である。
室町時代の能楽師・世阿弥の著書名から、一字をもじって、このタイトルに決めた。
つまり、次回作の構想として――
わたしは、世阿弥の伝奇ものを考えているのだ。
「ほ…本気かいな……?」
そもそも、短めのギャグ漫画とかを描いていた人間が、いきなり「長編歴史もの」を描こうなど、あまりの無茶苦茶さ加減に、わたしの正気を疑うひともいるかも知れない。
いや、誰よりも一番、わたし自身が、自分の本気度を疑っている。
最後の漫画「追憶荘の部屋」(←たった8頁のギャグ漫画!)を描き上げてから、かれこれ7年近くにもなる。さすがに、そろそろ新作を描かねばならないと考えている。
しかし、あまりにも「畑違い」のジャンル過ぎるし、結局、途中で挫折してしまう自分の姿が、もう、ありありと目に浮かぶようだ(?)。
――以上、結局どうするつもりなのか、よく分からない記事でした。
実際のところ、自分自身、本当に描く気があるのかどうか、まだ迷っているのだ。
もしかすると、この先、今回のこの記事をこっそり削除して、何事も無かったようなフリをしてる可能性がありますが、その時は、どうぞ、「お察し」くださいませ。^^