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Amazon Ads を使ってみた話

広告
▲有名漫画家さんたちと肩を並べて広告されるわたし(^^;)

Amazon Adsを利用して、自分の漫画の広告を出してみることにした。
今年(2025年)の3月から、個人でKindle本を出版している人に広告が利用できるようになったのだが、正直なところ、わたしはまったく興味がなかった。
基本的に、金のかかることはしない主義(笑)だからである。

しかし、前回の記事にも書いたように(さっぱり売れないの巻)、今回販売した新刊がちっとも売れず、わたし自身、続きを描く気力を完全に失いかけていた。
そのため、やむにやまれず、ついに「禁断の果実」に手を出してしまった次第である。

ところで先に言っておきますが、このブログは基本的に「ただの日記」「ただの無駄話」ですので、なにかしらAmazon Adsに関する有益な情報を求めて来訪された方は、どうぞ別の「ちゃんとしたサイト」へ移動して下さい。^^

さて、上の画像にもあるとおり、わたしの漫画は「¥0」である。
まあ「Kindleインディーズマンガ基金」なるものに登録しているので、販売数に応じていくらか分配金が支給される仕組みだが、それでも1冊につき10円程度である。
つまり、広告すればするほど赤字になるというワケである。(笑)
「それなのに、なぜ赤字覚悟で広告を出すのか?」と思われるかも知れないが、男には負けるとわかっていても、戦わなければならない時があるのだ。(?)

さて、今回の新刊「有限会社 夢幻堂1」が「さっぱり売れない」と先ほど書いたが、結局どれほど売れなかったのか? 正直に告白したいと思う。
実はたったの24冊なのだ。(発売日7月27日~広告開始前の8月14日までの合計)
これって、ちょっと少な過ぎないか?

実は「Kindleインディーズマンガ」で電子書籍を販売したのは今回が3回目である。
「幸福屋の主人・行商人」(2021年8月)と「イーハトーヴの森」(2021年9月)だ。
4年前のことだが、その時に書いたブログがコチラである。
→「Kindleインディーズマンガでいくら稼げたか?
その記事にも書いたが、「幸福屋の主人・行商人」の1か月間の販売数は171件であった。また「イーハトーヴの森」の方はそれほどは売れなかったが、それでも2021年8~10月の3か月間は月100冊以上の売り上げがあったのである。

だから今回も、わたしは最低100冊ぐらいは売れるもんだと勝手に思っていたのだ。
ところが「たったの24冊」だったのである。
わたしの知る限り、今回の新刊が「Kindleインディーズマンガストア」のトップページに「新着マンガ」として数日間掲載されていたのは確認したが、それ以外どこでどのように紹介されていたのか、わたしは知らない。
いや、もしかするとどこにも紹介なんてされてないのかも知れない。
つまり「紹介して欲しければ、Amazon Adsに登録しろ」ということなんじゃないか?
もしかして、わたしはAmazonの巧妙な戦略にまんまと嵌められたのか?

前置きが長くなってしまった。ここから、ようやく本題に入ります。
では、Amazon Adsに登録した8月15日から、昨日までの販売実績(8月15~31日)をここに掲げようと思う。
どうぞご覧あれ。(クリックで拡大します

パフォーマンス

見てのとおり、最初の10日間はまったく数字が伸びていない。
10日間合計でクリック数が「5」、オーダー数が「1」あっただけである。また、インプレッション数(広告が表示された回数)も、1日最高で600程度しかなかった。
最初にAmazon Adsに登録するにあたって、とりあえずお試しということで、費用を抑え気味に設定していたのが、そもそもの失敗だったと思う。
そこで、途中から「強め」に設定を変更してみた。以下のとおりである。

・キャンペーンの入札戦略:動的な入札 – アップとダウン
・入札価格:推奨入札額の中央値~最大値
・1日の予算:¥1,000~1,500
(専門用語等に関する説明は、別の「ちゃんとしたサイト」の方でご確認ください ^^)

これによって、インプレッション数が格段に増え(1日3万~4万)、それに伴ってクリック数、オーダー数も飛躍的に伸びることとなった。
「こりゃ、なかなか良い塩梅じゃないか」と喜んでみたものの、この調子じゃ「大赤字」になりそうなので、結局途中からまた費用を抑え気味に戻している。

さて、結論としては、金さえあればなんでもできる(?)ことが理解できた。
普通に販売してる人なら、入札価格をうまく調整すれば「黒字化」も可能だと思う。
しかし無料販売してるわたしとしては、赤字は確実なので、お財布と相談しながら、1日に1~2冊ほど売れる程度で地道に慎ましく続けていこうかと考えている。

とにかく、今までちっとも売れなかった「有限会社 夢幻堂1」が、広告の効果で読んでもらえるようになっただけでも、わたしにとっては無上の喜びである。
8月中はさっぱり「やる気」が出ず、モチベーションもどんどん下がる一方だったのだが、これでようやく、ふたたび漫画を描く気力が湧いてきた。
では「有限会社 夢幻堂2」に向けて、執筆を再開したいと思いますので、どうぞ、ご期待下さいませ。