現在、「マンガ図書館Z」なるサイトで、わたしの漫画が配信されている。
サイトはコチラ→「マンガ図書館Z|幸福屋の主人」(追記:現在はリンク切れ)
……はて? いったい誰が、わざわざこんな「奇特」な事をしたんだろうか?
そもそも、まずわたしのサイトから、漫画をダウンロードする必要がある。さらにそれを、この「図書館」にアップロードしなければならない。結構、手間のかかる行為だ。
それだけの「労力」を惜しまず、わざわざアップロードする人なんぞ、
きっと、わたしの漫画の「熱狂的なマニア」(?)であるに違いない(笑)。
まあ、そういう意味で、嬉しくはあるんだけど、反面、ちょいと嫌な気分でもある。
と言うのも……
そもそも、なぜわたしに無断で、こんな事してるんだ?
別に「著作権がうんたら、かんたら」とか、言いたいワケではない。
だいたい、自分のサイトで「ただ」で公開しているワケだし、そうである以上、これらの作品が、知らない所に勝手に転載される事もありうると、基本的には認識している。
「……でも、せめてひと言、メールでもくれりゃいいのに……」
などと思うのは、わたしの自分勝手な「エゴ」なんだろうか?
ところで、現在わたしのサイトは、一部の漫画が閲覧できない状態になっている。
サーバ容量の都合で、そうなってしまってるのだが、そこで、全データを整理しなおし、極力容量を落とすことで、すべての漫画を閲覧できるようにしたいと考えている。
(といっても、面倒臭くて、ちっとも進んでないんだけど……)
それを考えるなら、この「別サイトにアップする」という方法は、完全に盲点だった。
「これなら容量を気にせず配信できますぜ。旦那」
…と、このアップロード主は、わたしに示唆してくれたのかも知れない。
なんて親切な人なんだろう。さすが、わたしの「マニア」だけの事はある(笑)。
でも、それならそうと、ひと言メールでもくれりゃいいのに……(←まだ言ってる)
さて、この「マンガ図書館Z」について、ひと通りサイト内を巡回してみた。
「読者は、懐かしい名作マンガを無料で全巻読むことができます。」
「作者は、絶版になった作品から、再び収益や感想を得ることができます。」
…というのが、このサイトの主旨のようだ。
わたしの漫画は、絶版どころか、単行本にすらなったことはないんだけど、そういうアマチュア作家からの作品投稿にも対応しているとの事らしい。
……え? な、なに?「収益を得ることができます」だと?
どうやら「権利者手続き」をすることで広告収入がもらえるらしいのだ。
はて? 広告収入っていくらぐらいなんだろう?
現在「幸福屋の主人」のページの閲覧数が「286」になってるんだが(3月6日現在)、これって「286円」ってことなんだろうか? …それとも28.6円かな?
いや、それよりも、閲覧数「286」という数字自体が、わたしには衝撃的である。
これは、実は、ウチのサイトの半年間の訪問者数に匹敵する。
いったい、このデータがいつアップロードされたのか分からないが、もし最近のことだとすれば、さすが「大手の漫画サイト」である。いや、「大手」かどうかは知らないけど、ウチのような細々とやってる「零細漫画サイト」とは比べ物にならない。
実際のところ、自分の作品をウェブ上で(恥をしのんで?)公開する以上、少しでも多くの人に読んでもらいたいという気持ちはある。
そういう意味では、今回アップロードしてくれた方には感謝すべきなのかも知れない。
……でも、せめてメールぐらい……。い、いや、もう言うまい(笑)。